高校二年生のとき約一週間昼休みトイレにこもってた話

恐ろしいほど陰キャラだった中学三年生から、高校に入り持ち直し中の中くらいまでクラス内のヒエラルキーを上昇させ一安心していた。

春休みが明け、クラス替えの紙を見ると誰一人として友達と言える人はいなかった。しかしながら、高校一年生の最初もそうだったため楽観視していた。順当に昼まで誰かと話すことはなかった。他にも似たような境遇の人がいたため焦りはなかったが、昼休み地獄のような光景を目にした。

クラスでのヒエラルキーの中と上の男たちが丸くなり弁当を食べながら大富豪を始めた。昼に話しかけようとしていた人も呼ばれていた。（新クラスの男は主に一年生の頃の二階クラスがメインであった。僕は一階だった。）とりあえず初日はもしかしたら誘われるかもしれないと思い、弁当をかきこみ参加機会を伺った。

１５分ほど経過し呼ばれる気配がなく、一年生の頃の友達ないし部活の友達のところに行きたかったが、友達ができないことが恥ずかしいのと、新クラスで友達ができていたら邪魔者になる。陰キャラ思考の極みである。一年生の頃うまくいって自分を過信していた。そして改めて「陰キャラ」の烙印を押された。

そこから１、２週間は昼休みお弁当をかきこんでトイレ。これしかなかった。

しかし、転機は訪れた。5月上旬に開催された球技大会である。

ここで俺は同年代では抜きん出たAVの知識を披露できた。そこでヒエラルキー上位者の心をつかむことに成功した。それ以降大富豪に皆勤賞で出席していたが、5月いっぱいをもって終了。

また、陰キャラながら球技大会の打ち上げに滑り込みで参加した。その場で牛タンとディープキスさせられた。はたから見たら痛い陰キャラだ。

なんだかんだありつつも、その友達と仲良くなり今でも付き合いがある。

今思えば良い経験になったのではないかなと思う。

僕の好きな言葉にこんな言葉がある

「ボクシングにラッキーパンチはない！！

　　　偶然当たったパンチにせよそれは練習で何百何千と振った拳だ！！」

はじめの一歩の鴨川会長の言葉だ。